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絶対にとってはいけない講座

 夏期講習をとって夏休みを有意義に使おうとおもっている方はたくさんいるでしょう。しかし、夏期講習会の講座の中には皆さんの貴重な時間を浪費させるだけのものも存在します。この記事ではパンフレットにかかれている甘い言葉に惑わされないように、アドバイスをしたいとおもいます。



① 「夏から取らないと間に合わない!」は嘘

 そういう講座に限って冬にも同じ内容の講座が設置されていたりするのです。「夏から勉強を始めないと間に合わない!」ならばいくらか説得力はありますが、講習を受けて満足して油断してしまうなら取らない方がマシです。最近ではこういった不安感をあおるような文句は使い古されてあまり見かけなくなりました。ただ、それでも懲りずに使っている講師がいるからこうして記事になっているわけです。また「夏から」ということは「冬も」という意味を暗黙のうちに含んでいるように感じられます。「冬期講習の完成編も取ってね!」ということなのでしょう。あさましいですね。



② 「良問を厳選!」は講師の都合

 「良問中の良問を厳選して徹底講義!」なんてよくある宣伝文句ですが、ここでいう良問とは「講師にとって解説するのに都合の題」ということです。また厳選というのは授業で扱う問題数が少ないことへの言い訳です。だいたい、「勉強するのに良い問題」が解きたければ問題集を一冊買えばいいのです。夏期講習のテキストよりたくさんの「勉強するのに良い問題」が安い値段で手に入ります。



③ 「テキストには付録が充実!」は甘え

 「付録には類題を多数収録!解説も充実!」って授業しないんですかとおもってしまいます。そんなに充実した付録なら問題集にして出版すればいいじゃないですか。なぜしないんですか。講師が受け持つ生徒にだけいい思いをさせてあげようとしているからでしょうか。違いますね。市販の問題集に比べれば粗悪品だからです。粗悪な問題集を15,000円で売りつけるなんて詐欺師も真っ青です。



◆ 皆さんどうでしょうか。すでに講習を申し込んでしまった人はこのような講座が混じっていないか確認してみてください。もし混じっていたらすぐに別の講座に振り替えるか、キャンセルするほうが賢明です。さて、最後に夏期講習で取ってはいけないジャンルを2つ紹介しましょう。このジャンルに属する講座は上記のような特徴がなくても危険です。そのジャンルとは《単語(英語)》と《文化史(世界史・日本史)》です。




☆ 《単語(英語)》と《文化史(世界史・日本史)》の講座は絶対に取ってはいけない!

 どちらの講座にも共通していえることは「暗記しないとどうにもならない」分野だということです。この種の講座を取った人、あなたはその講座に一体何を期待しているのですか。その講座にさえ出れば魔法のように頭に入ってくるとおもってませんか。残念ながらそんな都合の良いことはありません。これらの分野は地道な努力が必要なのです。仮に講座をうけたあとに頑張って勉強して身につけることができたとしても、それはあなたが頑張ったからであって講習のおかげではありません。講習がきっかけになったことは確かかもしれませんが、あなたはそのきっかけに15,000円払うのですか。


・ 《単語(英語)》

  これが古文単語だったら大多数の人がばかばかしいとおもうでしょう。しかしこれが英単語となるとなにか秘訣があるのではないかとおもってしまう人がいるので不思議です。膨大な量の暗記から逃げたい気持ちもわかりますが、覚えなければいつまでたっても前には進めません。また、宣伝文句でよくみかける《「語根」をつかった覚え方》を知りたい人はこの単語帳をお勧めします。

『つむぐ英単語―部品で覚える入試重要2300語 (河合塾SERIES)』(通称:つむ単)


《「語根」を使った覚え方》自体は非常に有効な方法なので試してみるといいです。語根に関する本は大学入試を超えたものが多いのですが、『つむ単』は大学入試用に編まれた本であるので、受験生には使いやすいはずです。




・ 《文化史(世界史・日本史)》

  まず、実際の入試に出題される割合は大学にもよりますがそれほど高くありません。覚えにくい分野である一方で、出題割合が比較的低い分野でもあるわけです。こういった分野は実際に問題を解きながら覚えていくというやり方が効率的です。とりあえず問題で聞かれたところを覚えるという作業を繰り返して精度を高めていくわけです。薄い問題集で大丈夫ですから、1周解いてみてください。1冊問題集を紹介しておきましょう。

『分野別世界史問題集 (5)』山川出版社


たとえ講義を取っても、覚える作業は自分でしなくてはなりません。ならば講義を聞いている時間を覚える作業にまわした方が効率的だと思いませんか。


おわりに
 大事なのは講習の授業時間中にどれだけのものを得られるのかということです。プリントや付録をもらいに夏期講習にいくのではお金の無駄です。夏期講習を受けるなと言っているわけではありません。せっかく高いお金を出して受けに行くのだから、有意義な講座に真剣に臨んでほしいのです。皆さんが賢明な選択をし、授業時間を大事に受講すれば必ず秋以降の伸びにつながってくるはずです。
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No Title

  • by reji
  • 2011/08/18(Thu)21:27
  • Edit
新記事待ってます。

Re:No Title

  • by 名無しのチューター
  • 2011/08/19 22:59
>新記事待ってます。

コメントありがとうございます。新記事は現在制作中です。
もうしばらくお待ちください。

また、何か記事にしてほしいテーマがありましたら、遠慮なく書き込んでください。

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