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東大数学は難しい、なんて思い込みをする人はこれだけ受験情報が出回るようになったいまではほとんどいないでしょう。確かに理系数学のほうはかなりの難問も出題されますが、同時に絶対に落とせない易問の難易度は若干下がっています。問題間の難易度の差が激しくなっているわけです。文系数学にいたっては4問中2問分(50%)は得点しないと、他の受験生に差をつけられてしまうほどです。大学受験一般にもいえることですが、特に東大入試においては苦手科目が1つある場合、得意科目が2つ以上ないと厳しい戦いになります。ここでいう得意・苦手とは合格最低点を受験科目の配点ウェイトをもとに振り分けたときにその得点(各科目の便宜上の合格最低点)を恒常的に超えられる実力があれば得意、それを恒常的に下回るならば苦手、としておきます。苦手科目は極力つくらないのが受験の常識です。さらにいえばたとえ苦手意識があっても各科目の便宜上の合格最低点まで、何とか部分点を積み上げてもっていく努力は必要です。ただこれは純粋にその教科の実力をあげることとは少し異なった視点をもたなければなりません。
数学というのはわかる問題は満点近く取れる一方で、わからない問題だと1文字も書けずに終わってしまう可能性がある科目です。つまり得点差が開きやすい科目であるわけです。もちろん完答できる問題を増やす勉強をまずしなければなりませんが、似たような実力の人が集まる入試本番で勝負を決めるのはわからない問題でいかに部分点を稼ぐかということです。そのために書かれた本を紹介します。なお、「部分点を稼ぐ」とは「わからないなりに解答の方向性を見出す」ことであり、答案に○○を書いたから何点などというテクニックの集大成では決してないことを断っておきます。
『東大数学で1点でも多く取る方法 文系編』 安田 亨 東京出版
『東大数学で1点でも多く取る方法 理系編』
この本は2000年~2009年の10年間の東大の過去問を解説しながら、解法についての重要事項、問題の切り崩し方、いかに部分点をとるかを学んでいくものです。数学が苦手科目である人はもちろん、ある程度数学ができる人にも非常に参考になるとおもいます。1問1問を詳しく解説した参考書のなかで、収録問題がすべて東大(厳密には参考問題として別大学の問題も載せてある)であるものはほとんどありません。大学受験のみならず広く一般の試験において、“最高の教材”は過去問です。その“最高の教材”に詳しい解説が施されているのですから、これほど試験向きな参考書はないでしょう。自信をもってオススメできます。
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