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大学受験TIPs

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【2012年実施】センター試験過去問集

 今年度に受験を控えた皆さん、センター試験の過去問はもう手に入れましたか。直前期になると売り切れになってしまう場合があるので、なるべく早く買っておくといいです。受験科目がすべて決まっていないという方も確実に受験する科目だけでいいですから、買っておいてください。しかし、センター試験の過去問集はさまざまな出版社が出していますから、生徒さんからどれを買えばいいのかわからないという相談をよく受けます。この記事では各出版社の過去問集の特徴をかきます。

〔注意〕
 この記事で話題にしているのはセンターの「過去問集」であって
「予想問題集」ではありません。表紙がよく似ているので同じものだと勘違いしている方がいますが、全く別物です。過去問集はセンター試験に実際に出題された問題を集めたものであるのに対し、予想問題集は予備校のセンター模試などの創作問題を集めたものです。したがって予想問題集の評価は過去問集の評価と必ずしも一致しません。予想問題集については参考書紹介の記事を参照してください。



解説はあまり差がない!

 正直言ってあまり解説には差がありません。関連事項の説明が充実しているのは教学社だと思いますが、大きな決め手になるかどうかは微妙です。もしあなたが予備校で授業を受けているなら、その分の科目に関しては通っている予備校の解説が一番しっくりくると思います。逆に、どの出版社の解説を読んでも意味不明ということであれば授業でも参考書でもいいですからその科目を一通り勉強してから、過去問に再チャレンジしてください。



収録年数と値段を重視しよう!

 解説よりも重要なのがこれです。実は出版社によって結構違うんです。しかも表記の仕方がまちまちなので、混乱します。「○回分」というように《回数》で表記しているものと、「○年分」というように《年数》で表記しているものがあります。皆さんご存知のようにセンター試験には本試験とそれを受けられなかった人のための追試験があります。《回数》で表記されているものは同一年度の本試験と追試験を別々に(2回分として)数えています。それに対して《年数》で表記されているものは同一年度の本試験と追試験はまとめて一年分と数えます。したがって、「10回分」と「10年分」では収録数が大きく違ってきます(しかも値段はほぼ一緒です)。よく確認して買ってください。割高なものは解説が充実しているのでは、と思う人はぜひ本屋で立ち読みして比べてみてください。きっとガッカリしますよ。



出版社別の特徴

 ではいよいよ出版社ごとに見ていくことにしましょう。わかりやすくするためにZ会以外は国語の過去問集を例にとります。そして、本の値段を収録《回数》で割った[円/回]という値で比較します(1円未満四捨五入)。値が大きいほど割高で、小さいほど割安です。各出版社の紹介文の冒頭に書いてある年数は本試験・追試験を区別せずに何年分収録されているかを表しています。

【駿台】  95[円/回]    【代ゼミ】  51[円/回]
 駿台6年分、代ゼミ10年分。値をみれば以下の出版社と比べかなり割高だということがわかるでしょう。センター試験の過去問は直前までやらないからそんなにたくさんの回数はいらないよ、という人もいますから収録数を削ること自体は悪いことではありません。しかし、それならばなぜ値段を下げないのか。受験生をなめているとしか思えません。ぼったくりです。駿台や代ゼミと心中するつもりなら買ってもいいでしょう。ムカついたのでAmazonへのリンクは貼りません。

【河合】  32[円/回]

およそ20年分。表紙に書いてある通り収録数は類書のなかで一番多いです。発売は毎年6月頃。センターの勉強にある程度時間が割けて、問題を解きまくりたい人にオススメ。

 

 

【教学社】  36[円/回]

およそ20年分。収録数は河合より若干少ない程度。発売が早い(毎年4月頃)のでセンターを早い時期から解き始めたい人にオススメ。


【Z会】  全科目 60[円/回]    英数国 53[円/回]

エレメント

 2種類あって、全科目網羅されたものは3年分、英数国のみのものは10年分。他の出版社と違い、本試験のみの収録。他の出版社は科目ごとに編集してあるのに対し、Z会のものは異なる科目を1冊にまとめています。[円/回]の値は高めで割高感がありますが、どうせ直近の数年分しか解かないという人や追試験は解かないという人には無駄がなくお得です。難関国立を目指す人でセンターに自信がある人向け。国公立を目指す人はセンターのみの科目でない限り本試験・追試験とも20年分もやっている時間はないと思います。2次試験の勉強の過程で同じ事項は出てくるし、あまりに古い問題だと傾向が変わってくるので(もちろんやれば勉強になるいい問題ですが)このぐらいの収録数が丁度よいのかもしれません。




結論

 センターに自信がある国公立志願者はZ会、国公立志願者でもセンターが不安な人や私立専願でセンター試験を使うなどセンターの受験科目が少ない人は河合か教学社のものを選ぶとよいです。また、実力があってセンターの過去問は答えがついていれば十分、という人は東進の過去問データベースに登録すれば無料で15年分の過去問が手に入ります(解説はありません)。これらをうまく使って勉強してください。くれぐれもぼったくりには引っかからないように…

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