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浪人を決意した皆さんに1冊の本を紹介します。
『浪人生の合格時間割作戦―予備校生・宅浪生のための難関大学必勝スケジュール〈2011年版〉 (YELL books)』という本です。
わたしはこの筆者の主張する勉強法に全面的に賛同するわけではありませんが、これからの10ヶ月皆さんがどう過ごしたらいいか具体的なアドバイスがたくさん書かれています。現役合格を謳った類書は掃いて捨てるほどありますが、浪人生に的を絞って書かれた本はなかなかありません。どういう人が自宅浪人(=宅浪)向きでどういう人が予備校通いが向くのかについても書かれています。
以下この本に書いてないことでわたしが思うことを書きます。もしあなたが予備校通いが向いているということであれば、東京の本部校をオススメします。駿台なら御茶ノ水校、河合塾なら本郷校、代ゼミなら本部タワー校舎です。検索すれば予備校の評判や口コミなんていくらでも出てきますからあえてわたしが書くほどのことではないんですが、合格実績の面からみても、先に挙げた校舎は他校舎とは一線を画します。首都圏の中核校舎(例えば横浜校)は現役生はある程度実績を出していても浪人生になると途端に悪くなります。年々浪人生の人数が減り、層が薄くなっていることが原因です。そういう校舎にはよい講師もなかなかきてくれません。
また、少しでも授業料を安くあげるためには予備校の説明会(オリエンテーション)にでてみるといいです。予備校によってはそこで割引券(授業料一定額免除)をもらえることがあります。予備校探しも自分から積極的に動くことが大事です。
とりあえず話を聞いてほしい人、具体的なアドバイスがほしい人、特殊な状況にいる人、左列のフォームからメッセージを下さい。あなたを責めたり、けなしたりすることは絶対にしません。誠意をもってお答えします。
毎年この時期になると、見事志望大学に受かった生徒さんが合格報告に来てくれます。一方で、残念ながら不合格となってしまった生徒さんが相談に来ることもままあります。そうした相談で多いのが、滑り止めの大学に行くか浪人するかどちらにしたらいいだろうかというものです。この少子化の時代、大学を選ばなければ必ず大学生になれます。しかし超就職氷河期のいま、大学卒の肩書きは就職の切り札には決してなりません。浪人して第一志望校に再挑戦するか滑り止めの大学に行って頑張るか、本当に悩むと思います。わたしは通り一遍に「浪人して少しでもいい大学に行け」などと言うつもりは毛頭ありません。浪人したにもかかわらずまた第一志望に落ちた生徒も知っていますし、滑り止めの大学に行って奮起し公認会計士の資格をとった友人もいます。進学か、浪人か。以下その手助けとなりうる基準を書きます。しかしあなたの身の振り方を決めるのはわたしではなく、あなた自身です。くいのない選択をしてください。
① 資金的な余裕はあるのか
これはあなたがどうにかできるものではありませんが、最も切実な問題です。親御さんとちゃんと話し合ってください。予備校通いなら最低でも授業料その他で100万円弱はかかりますし、宅浪の場合でも模試代や本番の受験料がかかります。私立の一般入試では1学部35,000円が相場ですから決して安い金額ではありません。
② 体力・精神力は残っているか
受験勉強は基本的に部屋にこもりっきりで行いますから、体力の低下は著しいです。特に高校で運動部だった人は自分の体力を過信しやすいので要注意です。受験勉強が長引くほど追い込みが効かなくなってきます。無理をしすぎて体を壊してしまったら受験勉強どころではありません。
③ 滑り止めの大学は君の中でどういう存在か
これは大事な点です。いま合格証書がきている大学と自分が一番行きたかった大学を比べてみてください。そして自分の将来の夢についても考えてみてください。自分の将来やりたいことがまだ決まってないという人のなかで、学部は違うけれど受かった大学は第一志望と同じところだというのであれば進学を前向きに検討する価値はあります。大学生活のなかで学問の占める割合なんてほんの一部です。憧れだった大学に通えるなら学部が違ってもいいじゃないですか。どうしても学問が肌に合わないのであれば転部もできますし。また自分の将来やりたいことが既に決まっているという人は、大学はどこであれ自分の行きたい学部ならいいのではないですか。将来の夢に直結するのは大学へ行った後にする勉強でしょう。
④ センター試験はどのくらい得点できたか
センターの得点って浪人しても意外と伸びません。予備校の講習のパンフレットをみても「センター特有の形式に対応する」と書いてある講座はたくさんありますが、「センター特有の知識を定着させる」と書いてある講座はひとつもないはずです。つまりセンター試験って問われている知識自体は基本的なものなんです。受験を既に経験された皆さんは「センター特有の形式に対応する」勉強はしてきているはず。それなのに得点が伸び悩んだということは基本事項の理解が不十分だったということです。特定の1~2教科が伸び悩んだのなら挽回は可能ですが、全体的に伸び悩んでいたら1浪しただけで挽回するのは非常に大変です。ボーダーラインは国公立2次で足切りがあるなら足切り点、なければセンターリサーチでD判定の上位からC判定の下位程度の点数です。この点数に特に著しく苦手な教科がないにもかかわらず届かなかった人は残念ながら浪人しても非常に厳しいといわざるをえません。
以上の基準を自分に当てはめてみてください。進学か浪人かどちらを選択したとしてもわたしはその選択を尊重し、応援します。とりあえず話を聞いてほしい人、具体的なアドバイスがほしい人、上記の基準では測れない特殊な状況にいる人、左列のフォームからメッセージを下さい。あなたを責めたり、けなしたりすることは絶対にしません。誠意をもってお答えします。
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