毎年この時期になると、大学受験の悩みをYahoo!知恵袋やSNSなどで悩みを相談する人が増えますが、同時にそういった人に向かって人格を否定するような発言を浴びせる人も増えます。その人がどういったつもりで暴言を吐いているのかわかりませんが、もし叱咤激励のつもりだと弁解するならば、全くもって理不尽です。悩んだ末にどうすればいいのかアドバイスを求めて相談してきた人を叱りつけてどうしようというのでしょうか。質問と答えが全く噛み合っていません。
また塾や予備校にそういったことをいわれて憂鬱になっている人もいるでしょう。落ちた人が相談に行くと、嫌みばかりいった挙げ句に3月受験を無理矢理勧めてくるようなところもあるそうです。塾や予備校はどれだけ受からせたかがそのまま評価につながりますから、仕方のないことなのかもしれません。しかし、自らの評価ばかり気にして生徒をストレスのはけ口にしているようでは教育者としてもサービス業に携わるものとしても失格です。
受験生のみなさんはウェブや塾・予備校の言葉に惑わされず、いま自分ができることに真摯に取り組んでください。そしてもう限界だと思ったら、そこで受験を終えてもいいんですよ。すべりどめ校だって自分が納得して通おうと思えるなら胸を張って通えばいいんです。
あともう少しで春はやってきます。肩の力を抜いて最後のひと踏ん張りです。健闘を祈ります。
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