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最近CMも放映されて注目度も上がってきたようなので、Y-SAPIX(ワイ・サピックス)の長所、短所について率直に述べてみたいと思います。
※ Y-SAPIXの一部校舎はまだ完成してさえいない状態です。以下の内容は記事執筆時におけるものであり、変更の可能性があります。最新の情報はこちらでご確認ください。
今回はY-SAPIXのウリのひとつ《大学生インストラクター》について。これは他の塾・予備校でいえば《チューター》が最も近いといえるでしょう。しかし厳密には違います。この違いを説明するにはまず塾・予備校における大学生アルバイトの現状を知る必要があります。
大学生アルバイトの種類
塾・予備校(高校生用)において大学生アルバイトの種類は大きく分けると次の2つです。
● チューター・フェロー・学習アドバイザー
● アルバイト講師
《チューター・フェロー・学習アドバイザー》の業務内容は予備校の事務作業や生徒との面談、答案の採点(資格取得者のみ)など。《アルバイト講師》の業務内容はその名の通り、生徒を教えること。《アルバイト講師》はさらに集団授業講師と個別指導講師に分かれますが、集団指導講師については求人がかなり少ないためここではアルバイト講師=個別指導講師とします。
これでお分かりかと思いますが《チューター・フェロー・学習アドバイザー》が生徒の相談にのることはあっても、生徒を教えることはないわけです。当然、就業前の研修でも教えるのは挨拶の仕方くらい。これでは生徒から勉強方法に関する質問が来ても自己流の方法しか提示できません。つまり、彼らは生徒より少し先輩であるだけで受験に関してはずぶの素人なのです。
一方、個別指導講師のほうは生徒に教えるのが専門です。就業前研修でも教授法を習います。個人差はあるでしょうが、彼らは教えたいという情熱と未完成ながらもその方法論を持っています。ただ、彼らの多くは個別指導コースで教えているので、大手予備校の集団授業を受講している生徒さんとはほとんど接点がありません。
大学生インストラクターはどうなの?
ところがY-SAPIXの《大学生インストラクター》はこれら双方の特徴をもちます。大手予備校に所属し、《チューター・フェロー・学習アドバイザー》と《個別指導講師》の両方にまたがった業務を行います。これにより、《チューター・フェロー・学習アドバイザー》の指導経験不足・《個別指導講師》の活躍の場が限定されるという問題が解消され、よりよいサービスが提供できるでしょう。ちなみにY-SAPIXの講座[数学repeat & Repeat]は大学生講師が担当します。
お金はかかるの?
大学生インストラクターによる教科指導は有料です。確かにお金は結構かかります。しかし、他塾のように「無料だが質の保証はしない」というスタンスよりも潔いといえます。無料であることはある日突然サービスの質が下がっても文句は言えないということです。実際の例を挙げてみますと、わたしは現役時代は河合塾のMEPLOというところに通っていました。そのころのフェロー(河合塾ではこう呼びます)は非常に優秀で、自主的に生徒向けの基礎力強化講座を開いたりしてくれていました。わたしも古文文法強化ゼミでお世話になりました。しかし、世代交代が進んだ今、そういった講座は開講されなくなり、今も昔もフェローは全員東大生ですが、今のフェローはただのお飾り、はっきり言えば「無能集団」となってしまいました。これはどの塾でもいえることですが、《チューター・フェロー・学習アドバイザー》として登録されている人たちが全員勤務実態があるとは限りません。週何日というノルマが存在しないため、名前だけ存在している例も少なくないのです。塾側も難関大学の《チューター・フェロー・学習アドバイザー》が登録していれば客寄せになると考えて目をつぶるのが普通です。その点、Y-SAPIXの大学生インストラクターによるサービスは有料なので、お金さえ払えば優秀な人を呼んでくれます。大学生インストラクター側も個別指導中は時給が上がるのでモチベーションも高まります。高い質を維持しやすい環境にあるといえるでしょう。
デメリットはないの?
ここまで大学生インストラクターのメリットばかり書いてきましたが、別にわたしは代ゼミ信者ではないのでデメリットも書いておきます。それはやはり校舎によって質に差が出てきてしまう可能性があるということです。現在大学生インストラクターは他校舎に先駆けて2010年9月に開校したY-SAPIX東大館に所属している人だけです。Y-SAPIXは2011年4月から全国で一斉に開校しますが、まだ現段階ではどの程度の人材が集まるのかは未知数です。校舎の立地によっては優秀な大学生が集まらないかもしれません。これから応募しようと思っている大学生の皆さんの情熱と代ゼミの研修体制に期待したいところです。
後記;
大学生インストラクターについて少しはわかっていただけたでしょうか。正直言ってこの制度には期待しています。Y-SAPIXにおいて、わたし個人が胸を張って自慢できる数少ないウリのひとつです(笑)。そもそも塾・予備校の大学生アルバイトは意識の低い人間が多すぎるのです。これを期に予備校界全体がもっと生徒のことを真剣に考えるようになることを期待します。それではまた次回。
最近CMも放映されて注目度も上がってきたようなので、Y-SAPIX(ワイ・サピックス)の長所、短所について率直に述べてみたいと思います。
※ Y-SAPIXの一部校舎はまだ完成してさえいない状態です。以下の内容は記事執筆時におけるものであり、変更の可能性があります。最新の情報は以下でご確認ください。
Y-SAPIXとは
Y-SAPIXとは、2011年4月開校予定(東大館のみ2010年9月開校)の大学受験予備校。最近合格実績が低迷している代々木ゼミナールが経営下手で路頭に迷っていたサピックスグループを買収し、その人材を丸ごと生かしてつくった中高一貫校に通う現役生向けのものです。東進ハイスクールの東大特進コース、河合塾のMEPLO(メプロ)、駿台予備校のEMILE(エミール)と大手予備校は既に東大現役専門塾をもっていますから、それらに追随した形になります。
Y-SAPIXの構成
Y-SAPIXは大きく4つに分けられます。かっこ内は所在地。
● Y-SAPIX東大館(東京都・代々木)
● Y-SAPIX京大館(大阪府・梅田)
● Y-SAPIX医学館(東京都・人形町)
● Y-SAPIX高校部
(北海道・札幌、宮城県・仙台、新潟県・新潟、群馬県・高崎、埼玉県・大宮 南浦和、千葉県・津田沼 柏、東京都・新宿 池袋 渋谷 立川 町田、神奈川県・横浜 大船、静岡県・浜松、愛知県・名古屋、京都府・京都、大阪府・上六、兵庫県・三宮、岡山県・岡山、広島県・広島、福岡県・小倉 福岡、熊本県・熊本)
● Y-SAPIX中学部 … 説明略
Y-SAPIXの主旨
東大館、京大館、医学館に関してはもちろんそれらの大学・学部を第一志望とする現役生が対象です。高校部に関しては「難関大」(なんだか曖昧ですね)を目指す現役生が対象です。
Y-SAPIXの長所・短所
これに関しては今後1テーマずつ記事にしていきたいと思います。ですが1つずつ挙げるとすれば、
長所:校舎数が多いこと。難関大学用の塾としては珍しく校舎数が多いです。地方にお住まいの方には朗報でしょう。
短所:お金がかかること。授業料をはじめとして、大学生による個別指導も有料なので割高感は否めません。他の東大現役進学塾と比べても高めだと思います。特待生制度もありません。
後記:
率直な意見を書いたらなんだか否定的な記事になってしまいました。まぁ確かに今後3年間は苦戦するだろうなというのが私の予測です。しかし同業者に見習って欲しいシステムを取り入れているのも事実ですから、Y-SAPIXにはぜひ頑張ってほしいですね。
それではまた次回。
チューターとは、河合塾が塾・予備校として最初に導入した進学・学習相談を担当するスタッフの総称です。MEPLOでは、経験豊かな職員チューターが主に進学相談を担当し、身近な成功体験者である東大生を中心としたOB・OGが大学生フォローとして学習相談にあたっています。MEPLOの最大の特徴は、講師・職員チューター・大学生フォローが三位一体となって生徒指導にあたるチューター制度なのです。
学習モチベーションの高揚
大学生フォローは、定期的に生徒との面談を実施しています。同じ学校の出身者や同じ志望学部の先輩が担当になることが多いので、学習効果や受験意識を高めることができます。また、多くの大学生フォローがMEPLOのOB・OGなので、学校と塾の両立のためのアドバイスには絶大な効果を発揮しています。
未受講科目への対応
社会でも役立つ学力を養成するには、さまざまな教科をバランスよく学習することが重要なカギとなります。MEPLOで受講している科目は授業担当講師が責任を持って指導し、MEPLOで受講していない科目については、大学生フォローが効果的な学習方法を的確にアドバイスをすることによって、"知のサイクル"の体得を可能にしています。
学校行事への対応
学校行事が盛んな中学・高校生にとって、毎週しっかりと塾に通うことが難しい時期もあることでしょう。MEPLOでは授業を欠席する場合、「振替受講制度」(一部、対応できない学年・講座もあります)があるほか、欠席者が自学でも復習できるようにテキストの解答は解法をなるべく詳しく記載するなど工夫しています。また、大学生フォローによる個別フォローを活用することもできます。
三位一体の生徒指導中1・2生のうちは、学習指導に重点を置くために、生徒や保護者との面談は主に講師が担当しています。中3生以降は、進学指導が大きな比重を占めてきますので、職員チューターや大学生フォローとの面談も実施しています。生徒一人ひとりの成績を把握することはもちろん、塾や学校でのさまざまな悩みに対する相談や受験生活に関する情報提供も面談の大きな目的です。さらに、面談の結果を講師にフィードバックすることにより、円滑な授業運営が実現できるのです。
難関大学現役合格の新しいカタチ
SAPIX・代々木ゼミナールグループは、難関大学を目指す現役生対象の新しい塾「Y-SAPIX高校部」、および「Y-SAPIX京大館」、「Y-SAPIX医学館」を2011年3月、全国27校舎にて一斉開校いたします。
Y-SAPIX高校部は、難関大学を目指す高校1・2・3年生を対象として、抜群の合格実績を誇るSAPIXの少人数制演習授業と、豊富な入試情報と教材作成のノウハウをもつ代々木ゼミナールの大学受験指導とのコラボレーションから生まれた、まったく新しい現役生向けの塾です。
Y-SAPIX高校部では、2010年9月に開校したY-SAPIX東大館でも好評の「リベラル読解研究」、「数学repeat&Repeat」など新しいコンセプトの授業も積極的に取り入れ、各地域の有名国立大学を中心とする大学生が生徒のサポートを行います。
またY-SAPIX京大館、Y-SAPIX医学館では、現役の京大生、医学部生がそれぞれ指導にあたります。各クラス25名以下の少人数クラスで、徹底した演習指導ときめ細かな添削指導により、論理的思考力、記述・論述力の養成を図る双方向型の授業を展開します。
Y-SAPIX高校部7つのポイント
1. 少人数制授業の東大・京大・難関大進学塾
最大25名の少人数制授業で、講師が生徒一人ひとりの学力を把握。きめ細やかな指導を実践。
2. SAPIXの教授法を踏襲
思考力を育てることに定評のある、演習中心の双方向授業が基本。教材は「定着」にこだわり細かな分冊配付。
3. マンスリーテスト
月に一度、「マンスリーテスト」を実施し、授業の理解度を徹底チェック。
※複数編成のクラスでは、このテストによりクラス昇降を行う場合があります。
4. 欠席フォローシステム
休んだ時も「欠席教材」を配付。保護者への出席連絡もICカード&出席簿で徹底
5. 数学repeat&Repeat
習熟度ごとに数学ⅠA ⅡBの小テストを繰り返し実施。理解していても得点できない分野をなくします。
6. 大学生インストラクターのピンポイント指導
難関大合格の大学生インストラクターによる個別学習指導ジム・添削トレーニングジムで疑問点を速攻解消。ムラのない学力を養成。
7. サンデーサピックス
SAPIX伝統の日曜特訓ゼミ。入試本番を想定した問題演習と添削指導を徹底し、実戦力UP!
※2学期以降の開講予定
詳細はこちら http://www.y-sapix.com/
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