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大学受験TIPs

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京大カンニング事件の件

 京都大学のカンニング事件(同志社大学、立教大学、早稲田大学も?)なんか大ごとになってきましたねぇ。Yahoo!知恵袋のID「aicezuki」でしたっけ?別に誰でもいいですけどね。
 受験生の皆さんは動揺せずに勉強を続けていってください。まだ3月入試や国立後期試験も残っているのですから。
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【世界史】タイプ別学習プラン【センターのみ】

 この記事は《世界史B》を《センター試験のみ》で使用する方に向けてどのような参考書・授業を活用し、どのようなスケジュールで勉強を進めていくべきかをひとつの具体的なプランを通じて提案するものです。以下で登場する用語や学習計画の一般論についてはこちら


【該当する人】

 文系:旧帝大など最難関国立大学を除く国公立大学志望者のなかで、併願私立大学は経済・商・経営学部など英数国で受験できる学部のみを志望する人。
(例:第一志望=横浜国立大学経済学部、併願大学=早稲田大学社会科学部、慶應義塾大学経済学部、明治大学政治経済学部)
 
 理系:センター試験で社会が必要となる国公立大学を志望する人。
(例:東京大学理科各類)

※ 2012年1月に実施されるセンター試験から公民のカテゴリーに《倫理・政治経済》という科目が新設されます。多くの国公立大学は旧来の《現代社会》《倫理》《政治経済》を指定科目から外し、《倫理・政治経済》のみを新たに指定科目としています。これにより地理歴史・公民の科目間の負担の違いがなくなり、特に理系でも世界史B・日本史B・地理Bを選択するものが増えると予想されますが、詳細はこちらにて。


【授業】

 必要ありません。学習参考書の文字による情報だけでは刺激が足りないという人はあなたの通っている高校の授業をちゃんと聴いてください。いや高校の授業はつまらないし役に立たないんだという人は授業を聴かずに参考書をちゃんとこなすだけで十分です。どうしても文字情報だけではつらいという人は季節講習(夏・冬)をひとつくらいとってみるといいです。講座を選ぶにあたって気をつけるポイントは「基礎レベルの講座でできるだけ広い時代を扱っていること」「体験受講をうけて話の面白い先生を選ぶこと」「センター試験対策という名称にこだわらないこと」です。学力や知識をつけるために講習へいこうと考えてはいけません。世界史に興味を持てるようになるためにいくのだと考えてください。間違っても予備校講師に感化されて通年講座をとらないように。予備校に設置されている「センター対策講座」は私立大用の講座を簡単にしたものに過ぎません。講師もそのような認識で教えています。センター試験と私大入試は傾向が違います。私大の基礎レベル講座ではセンター対策としては「出ないところをやり出るところをやっていない」状態です。完全にお金の無駄です。

※ 教える能力は一切度外視して、説明のおもしろい(授業とは関係ない雑談は除く)講師をひとり挙げるとすれば、代々木ゼミナールの佐藤幸夫(全国の代ゼミで受講可能)ですね。点数が上がるかどうかは別ですが、世界史を好きになれるでしょう。世界史好きになったら勉強に対する姿勢が変わるかもしれません。ただし、上記のように純粋にセンター試験で点を取ることだけ考えたら全く必要のないプロセスです。まぁ受験勉強のちょっとした彩りくらいに考えてください。その彩りのために15,000円支払うかはあなたの考え方次第です。



【講義系参考書】

① まずは講義系の参考書で世界史の全体像を掴みましょう。しかしここでもセンター試験に出る用語だけに絞ったものがいいでしょう。現在出版されているセンター世界史の講義系参考書のなかで最も秀逸なのが『センター世界史B各駅停車(中谷 臣著、パレードブックス)』です。

 現在世に出ている世界史の参考書のほとんどは私大用です(青木の世界史B実況中継、ナビゲーター世界史Bなど)。参考書に○○用とかいていないものはすべて私大用だと考えてください。センター試験にはでない無駄な単語が入っているということです。しかもそのほとんどは4~5分冊構成で1冊1,000円弱はします。そうすると全時代をそろえるのに4,000~5,000円ほどかかってしまいます。その点これは1冊で全時代をカバーしていますから、1冊あたりの値段は高めですが、全時代をそろえることを考えればずっと割安です。

 

【演習系参考書】

② 次に演習系の参考書です。センター試験の一番の問題集は過去問です。過去問集なら何でもよいのですが、収録年数が多いということと、問題が時代順に配列されていて使い勝手がよいことから『センター試験への道 世界史(年森寛編、山川出版)』がオススメです。

 これは2008年までのセンター試験(共通一次試験も含む)の本試験、追試験、試行テストで出題された問題がすべて収録されています。すさまじい分量ですが予備校の出している予想問題集と値段はさほど変わりません。これを繰り返しやってください。ただし、時間がなければ70年代の問題は飛ばしてよいです。なおこれをやってしまうと直前にやる過去問がなくなってしまうと心配する人がいますが、この本に収録されていない09年~11年の3回分を本番同様の形式で演習すれば十分です。直前期は他の科目も勉強しなければいけませんから世界史にかけられる時間もこの程度が限界でしょう。


【記憶本】

 中谷臣先生は世界史におけるある程度の年代暗記は高得点への近道だと述べています(ソースはこちら)。わたしは最初半信半疑でしたが実際に試してみると自分でもびっくりするくらい点数が上昇しました。そのとき使用した本が『世界史年代ワンフレーズnew (中谷まちよ、パレードブックス)』です。

先生はこの本のなかでセンター試験は4分の1は年代の問題だといっていましたが、それは年代暗記でしか答えが確定できない問題が4分の1という意味で、年代暗記を前面に出していけばもっと多くの問題の答えが絞れます。あとは皆さんが参考書を読んで手に入れた知識(=世界史の常識)と地図問題でセンター世界史は構成されています。地図問題は中谷先生がウェブ上で公開している地図を覚えれば解けます(こちら)。3日間毎日10分もやれば十分です。センター直前にやってください。センター世界史は年代暗記でない、いわゆる「世界史の流れ」と呼ばれるものでも答えにたどり着けますが、皆さんは「世界史の流れ」はいったいどういうものでどこまで覚えればよいのかちゃんとわかっていますか。わたしはわかりません。それよりも覚える範囲が明確な世界史年代のほうが信頼度が高いと思いませんか。「世界史の流れ」今度どういうものか分析してみようと思っていますが、この受験業界が長い間答えを出せずにいた(うやむやにしていた?)問題に一大学生であるわたしが答えを出せるかどうか…


【プラン】

※ 期間の目安は他の科目の勉強の邪魔にならない程度に勉強した場合のものです。ただし毎日勉強することを想定しています。

第一段階(半月~1ヶ月)
 メイン:『センター世界史B各駅停車(中谷 臣著、パレードブックス)』
 サ ブ:『世界史年代ワンフレーズnew (中谷まちよ、パレードブックス)』
 
 『各駅停車』を読み進めつつ、そのなかに出てきた事項について『ワンフレーズ』で確認し年代を覚え始めていってください。『各駅停車』は1周し、『ワンフレーズ』は太字の部分だけ覚えてください。6割程度確実に覚えられたら次の段階へ行ってください。

第二段階(2ヶ月)
 メイン:『センター試験への道 世界史(年森寛編、山川出版)』
 サ ブ:『センター世界史B各駅停車(中谷 臣著、パレードブックス)』
     『世界史年代ワンフレーズnew (中谷まちよ、パレードブックス)』

 『センターへの道』を解き進めていってください。勘でもよいので必ず答えを選んでください。その後、間違えてしまった問題・どうしてもわからない問題に対して『各駅停車』『ワンフレーズ』をみてかまいませんので、すべての誤りの選択肢に対してどこが誤りなのか選択肢の該当箇所に下線を引いて正しい内容を書き込んでいってください。その際参照した知識は『各駅停車』『ワンフレーズ』に印をつけておき逐一覚えていってください。
『センターへの道』を1周したところで次の段階に進んでください。

第三段階(3日)
 メイン:09年~11年センター試験本試(3回分)
 サ ブ:なし
 予備校のウェブサイト(河合塾)などでここ数年の過去問は無料でダウンロードできるはずですから、それを時間を計ってやってみてください。ここまでくれば8割を切ることはないはずです。

第四段階(時間の許す限り)
 メイン:『センター試験への道 世界史(年森寛編、山川出版)』
 サ ブ:『ワンフレーズ』、地図
 あとは時間の許す限り、『センターへの道』で以前(第二段階)で間違えたところ・わからなかったところを再度潰していってください。直前(センター数日前)になったら、『ワンフレーズ』の知識抜けチェックと地図(こちら)を覚えてください。これで万全です。


8割程度でよいなら第一段階から第三段階~第四段階の途中(ただし地図は必須!)までで十分です。理論上は、高3の2学期から始めても間に合いますが、余裕を持って進めるなら夏休み終了までに第二段階を半分~3分の2程度やっておくと後が楽です。
 

学習プランの立て方と用語

 この記事では一般論としての学習プランの立て方と、その際わたし独自に用いる用語の定義を紹介します。独自の用語なんて思い上がったことをするとおっしゃられるかもしれませんが、説明の利便性向上のためとご了解ください。

勉強形態の分類

 まず、皆さんが勉強する状況は①高校・予備校の授業、②自習室・家での机に座っての勉強、③通学途中など余剰の時間を使っておこなう勉強、のいずれかです。①はやることが決まっていますが、②・③に関してはそれぞれメイン参考書・サブ参考書を対応させます。つまり、メイン参考書とは②の状況において使用する参考書、サブ参考書とは③の状況において使用する参考書であると定義します。したがってメイン・サブの分類は流動的で、例えば最初メイン参考書として活用していた本を、復習としてもう一度見直すときはサブ参考書に対応させるということもあります。あくまでこの区別はある参考書でどういう状況下で勉強するかを示すものであり、参考書の難易度とは関係ありません。学習プランを立てるときは①、②、③にどの授業・参考書を対応させるのかを決めることがまず出発点です。これらを用いた具体的なプランの立て方は科目ごとに掲載しています。本ページ左列のカテゴリ欄「参考書紹介」のなかのタイプ別学習プランと書かれた記事を参照してください。


参考書の分類

上記参考書を使う場面の分類を行いました。次は参考書自体の分類です。以下の分類は便宜的なものですが(参考書によってはどちらに分類するか迷うものもある)、この分類に従えば学習プランが立てやすいはず。

※ 大まかに言って、問題と解説を比べたときに解説が主体なら参考書、問題が主体なら問題集と呼ぶことにします。

講義系参考書 … 問題を解くことよりもその根本原理を詳しく解説することに重点を置いた参考書。原理を深く理解し強力な思考力を養成できる反面、演習不足に陥りやすい。
例:実況中継シリーズ(語学春秋社)

演習系参考書 … 講義系参考書に比べ個々の問題にたいするアプローチが詳しいのが特徴。あくまで参考書であるため扱える問題には限りがあるが、扱った問題に対する恐怖感は払拭される。一方で、勉強した考え方を応用して別の問題に役立てる力はつきにくいという欠点も持つ。
例:細野の○○が本当によくわかる本(小学館)〔○○には確率、微積など数学の分野が入ります〕

問題集 … 問題を体系的かつ網羅的にまとめたもの。解説は比較的簡潔にまとめられている。問題を解く経験が積めるためある程度基礎がついてから使用すれば効果は絶大だが、最初の1冊にするには解説が足りない。
例:チャート式数学(数研出版)〔通称 赤チャート、青チャート〕

記憶本 … 暗記系科目(最近ではそうでない科目のものも…)の覚えるべき要点をまとめたもの。単語集、用語集、ゴロ本などが含まれる。単体では効果を発揮せず、他の参考書や高校・予備校の授業との併用が必要。
例:英単語ターゲット1900(旺文社)、世界史用語集(山川出版)

Y-SAPIXについて【講師編】

読者様よりY-SAPIXの講師について知りたいというご要望を頂いたので、この記事にてお答えいたします。


 残念ながら、東大館を除くY-SAPIXの講師はまだ決定しておりません。例年代々木ゼミナールの次年度講師が全て確定するのは3月中旬から下旬にかけてであるので、Y-SAPIXの講師の決定も同時期であると考えられます。


しかしこれではあまりに情報不足なので、わたしの個人的な予測をかきます。代々木ゼミナールは「高3現役スクール」という現役生限定の講座を開講していたのですが、今年度をもって解体されました。もちろん高3と浪人生が混在する講座は今まで通り存在しますが、現役生専門のクラスはY-SAPIXにその役割を譲ったということになります。したがって高3現役スクールを担当していた代ゼミ講師がY-SAPIXに流入してくることはほぼ間違いないと思います。今の代ゼミはかつてのようなヤ○ザだか貴族だかわからないようなド派手な講師はずっと少なくなりました。教える能力という点では講師によって様々でしょうが、それはどこの塾でも同じこと。少なくともお子さんに悪い影響を与えるような講師はいません。

個別学習指導塾の甘い罠

 前回の記事でY-SAPIXの大学生インストラクターは個別指導の講師に似た性質をもっていると書きましたが、そこでの個別指導とはあくまで大学受験対策予備校による個別指導という意味で、いわゆる定期試験対策に特化した学習塾は含まれていません。今回は、こうした定期試験対策特化型の個別学習指導塾について書いてみたいと思います。


塾の種類

 まず皆さんが指導者のもとで学校以外の場所において勉強しようと思ったときに検討する指導形態の主な選択肢は次の3つです。
① 大手予備校などが行う集団授業(少人数制でも授業という形をとっていればこちらに含む)
② 定期試験対策特化型の個別学習指導塾(課題持参 ⇒ 講師に質問 という形態のもの)
③ 家庭教師(1対1。主に生徒の自宅にて指導)

 まずは《①》と《②・③》を比較してみましょう。①の長所はほとんどが専任のプロ講師であるため授業の質が高いレベルで安定しやすいこと。短所は講師が一度にたくさんの生徒を教えるので個々の生徒に目を配りづらく、よく質問にいくなど積極性のある生徒以外は名前も覚えないほどマスプロ化しているということ。②・③の長所は講師が一度に相手する生徒の人数はわずかであるため、より生徒各々のレベルに合わせた指導が期待できること。短所は①に比べ授業料が割高であるということ。
おそらく②を選択する生徒さんの思考は次のようなものでしょう。

「集団授業についていけなくなってしまった(か、ついていける自信がない)。つきっきりで教えてほしいが家庭教師は割高な気がするし、どこに頼めばいいのかもわからない。そうだ、テレビでCMをよくやっているあの個別指導塾へ行こう!」

 こう考えて②を選択した生徒さんは早々に幻滅を感じることになるでしょう。理由は簡単です。わざわざ番号を分けたくらいですから皆さん既にお分かりかと思いますが、②と③は全く違うものだからです。


個別指導講師≠家庭教師

では、②と③の最大の違いは何なのでしょうか。勉強場所が教室か自宅か?オリジナルテキストを使うかどうか?そんな瑣末なことではありません。最大の違いは

《一人の講師が継続的に教えてくれるかどうか》

というものです。私の基準では一人の講師が継続的に教えてくれるものを③、そうでないものを②と分類しました。したがって大手予備校で行われている個別指導(例:代々木ゼミナール個別指導スクール)などは一人の講師が継続的に教えるものが多いので「個別指導」と名がついていても③に分類します。

 ②は生徒が登校してきた段階でシフトに入っていた講師が担当します。そのためほぼ毎回違う講師ということも珍しくありません。講師が変われば教え方も変わりますから生徒は当然混乱します。その日に何を教えたかということを記した引継書のようなものは存在しますが、どういう風に教えたかということまではわかりませんから、生徒の頭の混乱を防ぐ効果はあまり期待できません。また講師の側にとっても毎回生徒が変わるわけですから教えにくいし教え甲斐もない。だから講師のモチベーションも低い(全員がそうだとは言いませんが)。以前わたしもこの形態の塾でアルバイトをしていましたが、この手の塾は労働環境も悪いことが多く(サービス残業等)、アルバイト先としてもオススメできません。私の場合は2ヶ月でやめました。ここまで書けば②のようなタイプの塾が学力向上につながることはその構造上ありえないということがわかっていただけると思います。


それでも個別指導が気になるという人へ

 それでも②が気になるという人へ、よくある質問を想定してそれに答えるという形で実態を伝えたいと思います。


● 毎回違う講師でも一人一人に気を配ってくれるならいいんじゃない?
⇒ ほとんどの②の塾は1対1ではありません。一人の講師につき2~4人が普通です。さらに集団授業では当然生徒皆が同じテキストを使いますが、②の塾では教材は生徒が持参したものであったり、オリジナルテキストを準備しているところでも科目・進度が違う生徒を一人の講師が担当します。これでも各生徒に気を配っているといえるのでしょうか。


● 個別は割安だし…
⇒ 本当に割安なのでしょうか。②の塾の相場は[90分3,000円前後]ですが、これは大手予備校の季節講習[90分×5回 15,000円]と同じ単価です。また②の塾は季節講習などでコマ数を多く取るようしつこく勧誘してきたり、半ば強制的にコマを取らされてしまうことすらあるそうです。家庭教師をつけたほうが安かった、なんてことも起こりえます。


● わたしの個別の先生はいい人だったよ!
⇒ 確かに②の塾でもモチベーションが高く指導能力も高い講師は存在します。が、非常に稀な存在です。宝くじとはいいませんがミニロトが当たるくらいの確率です。受験は人生を左右します。受験の最終段階ならば賭けてもいいかもしれませんが、受験のスタート段階である塾選びで一世一代の大勝負をする必要はないのではないでしょうか。
 


見分け方

ここまでいろいろと書いてきましたが、②の塾があまりよくないということはわかっていただけたと思います。しかしここで問題となるのは②と③の塾をどうやって見分けるのかということです。一人の講師が継続的に教えてくれるかどうかなんて見学にいってもなかなかわかるものではありません。見分ける基準をいくつか紹介します。

基準1:個別のみしか設置されていないのに規模の大きな塾はアヤシイ!
    「個」別なのに「大」規模というのは字面からみても矛盾しています。これは講師ではなく教育システムをウリにしているということです。教育システムだけで学力が向上するというのだったら、日本には文部科学省のエリートたちが作った学習指導要領という教育システムがあるじゃないですか。日本の子供は天才だらけのはずですよね。

基準2:最近急激に規模を拡大している塾はアヤシイ!
    いい講師を育てることより、より多く校舎を建てることにお金を使っている証拠です。

基準3:合格実績を開示せず面倒見のよさだけを強調する塾はアヤシイ!
    なんだかんだ言って塾は合格実績がすべてです。合格実績を前面に出して宣伝するかどうかはその塾の方針次第ですが、普通の塾ならば合格実績はウェブをみれば載っているはずです。載っていないということはとても見せられるような実績ではないということです。

基準4:年中講師アルバイトを募集している塾はアヤシイ!
   これはちょっと裏技みたいですが塾講師のアルバイト求人を掲載しているサイトにいってみてください。普通の塾は春から夏前にかけて講師を募集すれば事足りるはずです。もし年中求人を出しているような塾があればその塾は離職率が高い可能性があります。講師がころころ変わることで生徒が受ける不利益は前述したとおりです。


具体的には…
 では具体的にはどんな塾が②にあてはまるのか例を挙げてみます。

 “営業ゼニトール”こと栄光ゼミナール。彼らは教室数を増やすというたったひとつの目標に向かって日々営業に励んでいる。講師が生徒に演習を課している間に教室を抜け出し必死に営業の電話をかける様はまさにわずかな時間もチャンスへと変える一流ビジネスマンのそれである。また運悪く不合格となってしまった生徒には小学部から高校部まで続く栄光ゼミナールグループが面倒をみるという優しい一面もある。生徒は合格のために授業料を払っているのか栄光ゼミナールのために授業料を払っているのかわからないほどである。

 “迷講義塾”こと明光義塾。自立学習支援を標榜し、生徒に自ら学び進んでいく力をつけさせるために講師の役割は解答解説冊子読み上げる等、最小限にとどめている。講師が解答を読み上げる姿をみて生徒は謎の焦燥感に駆られ、やる気を最大限まで引き出される。また時代の変化に即座に対応できる人材を育成するために、アルバイト講師には勤務当日になってから担当科目を伝え、臨機応変な対応させている。CM中に徹底して七転び八起きの精神を教えるとあるが、その第一回目の「転び」は明光義塾に入ったことであることは言うまでも無い。世の中の世知辛さやそれに負けない心を身をもって生徒に教えるすばらしい塾である。



後記;
 皆さんいかがだったでしょうか。これを参考によりよい塾選びをしていただけたらと思います。ご意見・ご感想はコメント欄に、何か相談があれば左のメールフォームからどうぞ。また次回。


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